GrWin のインストール

(このページは更新中です。書かれている内容は今後変更されますのでご注意ください。)

インストールに必要なもの がそろえば GrWin のインストールが可能です。 トラブルなくインストールするには次のの1⇒2の順番を守ることが大切です:

  1. GrWin サーバー のインストール(必須)

    ダウンロードした GrWin-xxxxxx_Server[64]-yyyyy.msi をダブルクリックして指示に従います。 ここで xxxxxx は GrWin のバージョンを表す文字列,Server64 は 64 ビット版であること, yyyyy は実行環境の PC の OS の種類を表します。 サーバーのインストールの際には インストールキーの入力を求められますので、 取得済のインストールキー を入力します。 インストールキーを入力しなければ1日有効の試用ライセンスが適用 されます。

    なお、一つのライセンス(インストールキー)を使って、1台のPCに32ビット版と64ビット版の GrWin サーバーをそれぞれ一組ずつインストールして共存させることができますが、 アンインストールはインストールのときと逆の順番に行わないとスタートメニューにゴミが残る場合があります。

  2. GrWin ライブラリ のインストール(必須)

    GrWin ライブラリ は、ユーザー毎の開発環境を使って GrWin ツールキット から生成したものです。 いくつかの開発環境についてはビルド済のバイナリとして配布されていますので、 多くの場合、自分の環境に最も近いものを一つインストールして使うことができます。 例えば MinGW で gfortran を使う場合には GrWinTk-xxxxxx_Binary-MinGW_gfortran.msi をダブルクリックして指示に従います。 ここで xxxxxx は対応する GrWin のバージョンを表す文字列です。
  3. デモの実行(オプション)

    インストール時のオプションで「デモ」のインストールを指定(デフォルト)した場合には C:\GrWin\demo というディレクトリ(C はシステムのドライブ名)にデモのソースがインストールされているはずですので、 以下の入力でデモの実行ファイルを生成して実行可能かどうかを確認します:

     > C:
     > cd \GrWin\demo
     > makeall
     > dp
     > .....

    その他、Fortran90 で書かれたものや pgplot を使ったデモも利用可能ですので適宜試してみるとよいでしょう。

    デモのコンパイルや実行の際にメッセージが表示されてうまくいかない場合は下の (参考2)を参照してください

以上で終了です。

(参考1) GrWin の構成について

GrWin ライブラリ が組み込まれた(リンクされた)ユーザーのアプリケーションは、 GrWin サーバー にデータを送信して動作します。

GrWin ライブラリ は使用する環境(コンパイラ等)を使って GrWin ツールキット から生成されますが、 その際に GrWin サーバー と正しく通信を行うために正しい「ライセンスキー」を必要とします。 ライセンスキーとインストールキーは違いますのでこれらの用語には注意が必要です。

ライセンスキーは、GrWin サーバー のインストール時に自動生成される「キー・ファイル」に書き込まれます。 したがって、 「GrWin ライブラリ」 や 「GrWin ツールキット」を利用するためには予め 「GrWin サーバー(商用利用)」 または 「GrWin サーバー(非商用利用)」 がインストールされている必要があります。

(参考2)インストールの不具合について

表示されたメッセージに応じて以下の作業を行ってください:
  1. Wrong module version 'X' (expected 'Y') for file 'grwin.mod' opened at (Z)

  2. Fortran90/95 でモジュール文を使用したときにこのエラーメッセージが出て失敗することがあります。 ここで X, Y, Z には数字が入ります。X は配布ファイルに含まれるビルド済の 'grwin.mod' のバージョンを、 また Y は現在の実行環境で必要とされる 'grwin.mod' のバージョンを表していて、それらの不一致がエラーの原因です。 なお Z はソースファイル内の位置を表しています。

    この現象が出た場合には grwin.f90 をコンパイルして、 インストールされている 'grwin.mod' を自分の環境に合わせて作り直す必要があります。 どのようなコマンドを入力するかは使っている開発環境に依存しますが、 要は、'grwin.f90' から 'grwin.mod' を生成するだけですので基本は同じです。 ここでは MinGW で g95 を使っている場合についての例を示します:

    1. まずはコンパイラのルートディレクトリ(例えば C:\MinGW)に移動(cd C:\MinGW)してから、 以下のコマンドを入力して 'grwin.mod' がインストールされてるディレクトリを探します:

       > dir grwin.mod/s

    2. 見つかったディレクトリに移動し、同じディレクトリにソースファイル 'grwin.f90' があることを確認します。 この際、/s オプションはつけません:

       > dir grwin.f90

      同じディレクトリに 'grwin.f90' が見つからない場合はインストール自体に問題があると思われますので、 再インストールをお勧めします。

    3. 同じディレクトリで以下のコマンドを入力し、'grwin.mod' を作り直します:

       > g95 -c grwin.f90

      ここで g95 は Fortran90/95 コンパイラの起動コマンド。 -c は、コンパイルのみを行うオプションですので、 他の環境で同様の現象に遭遇した場合にはこれに準じてください。
  3. 「ライブラリファイルのインストールが完了していません」 または
    「グラフィクス・サーバーの初期化に失敗しました」

  4. 参考1)に説明されていることはすべてインストーラが自動で行うので通常意識する必要はありませんが、 場合によって、アプリケーションの実行時、例えばデモの実行時 にこのようなメッセージが出てうまくいかない場合があります。これはイン スートーラの不備が原因で、ライブラリにキー情報が登録されてい ないときに起こります。

    この現象が出た場合には次の操作を行ってください:

    1. 開発環境の lib ディレクトリ(MinGW_gfortran なら通常は C:\MinGW\lib)から, 関係するライブラリファイル libGrWin.a と libGrWin0.a (または,GrWin.lib と GrWin0.lib)をどこか任意の作業ディレクトリ (例えば C:\temp)にコピーします。
    2. grwin.exe がインストールされているディレクトリ(通常は C:\Program Files\GrWin)中の gwkey.c を、a. と同じ作業 ディレクトリにコピーします。
    3. gwkey.c をコンパイルして得たオブジェクトモジュール gwkey.o (または,gwkey.obj)を ライブラリファイル( libGrWin.a と libGrWin0.a,あるいは,GrWin.lib と GrWin0.lib)に組み込みます。

      (参考)MinGW や Cygwin などの場合なら,作業ディレクトリに g77 と ar が動く環境を設定して、 以下のコマンドを発行することで,作業ディレクトリにあるライブラリファイルを更新することができます:

       > gcc -c gwkey.c
       > ar -ru libGrWin.a gwkey.o
       > ar -ru libGrWin0.a gwkey.o

    4. キー情報を登録したライブラリファイル( libGrWin.a と libGrWin0.a,あるいは,GrWin.lib と GrWin0.lib)を元の lib ディレクトリに、上書きでコピーすれば終了です。